美大合格のデッサン力をつかむ

ハイライトの白

見せ場はひとつに

自分のデッサンが完成に近づいたら、「白いところはないか」気にかけてみてください。

白いところとは、「何も描かれていない」ところです。

背景以外で、画面のモチーフの中にそういったところがないか見てみましょう。

 

まさしくハイライトの数です。左のコはレザーやシルクのようなハイライトが目立っています。頭もまるで蛍光灯です。

右のコと比べると、同じ服を着ているとは思えません。

白がチラチラしています。

金属の光の反射などの、ハイライトと呼ばれる部分(一番白い部分)を除いては、 画面内に白がたくさんあることはよくありません。

白のままであることは、「発光してるくらい明るい」ということと同値だからです。

それが画面内にあればあるだけ、見る側にしてみればチラチラして見えてしまい見せ所がわからなくなってしまいます。

モチーフによって違いますが、ハイライトの白はたいてい1~2か所です。

見せ所を失わないためにも、ハイライトの白は基本1つに絞ってください。

発光していない限り、何も描かない「真っ白」ということはないのです。

 

それはハイライトか

図の2つの球体をみてください。

右側は「わりと白く見えるから何も描かない」といってそのまま完成にしてしまったもの。

左側はハイライトを一点にちゃんと絞った作品です。

少しでも感じてくれれば十分ですが、右側の球体、「途中なんじゃないか」と思いませんでしたか?

それだけは避けたいところです。

何しろ「この作品は完成してないんだな」=「評価対象外」の烙印を押されたも同然なのです。なんとしてでも避けなくてはなりません!

もしくは球体ではない何かに見える…などは対象外にならずとも違和感という悪印象を与えます。

描いていない部分があるということは、完成度に大きく響くということを覚えておいてください。

終盤に描き残しがないかチェック!

チェック方法としては、少し斜めから光の反射を見るように画面を見ると、描いていない部分と描いた部分がよく分かりますよ!

描いた部分は黒鉛が光を反射しますが、描いていないとただの画用紙の白なので濁って見えます。

描き込みの最後には、このチェックをやってみるとよいでしょう。「ハイライトの白以外は描き込む!」これが鉄則です。

※例外として、構成デッサンの「構成意図」-やりたいことであるのなら、白が広い範囲で残っていてもいいでしょう。

 

さあ、進んでいきましょう!