美大合格のデッサン力をつかむ
やっかいなモチーフにベースを

まずは単純な陰影
次に細かく手をつける

やっぱり大まかに

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物

カタチをとって、さてベースをつけようかな、と思ったあなたは驚きます。

こんなのどうやってベースのせんのよ」と…。

     

箱のように面がハッキリ分かってて、明るい面・暗い面が一目瞭然のモチーフなら作業だって早いのに、おまえそれ植物かよ!

はい、浪人生・現役生ともに「この課題マジか」と嘆くモチーフの1つに、「小さい葉っぱの観葉植物」が挙げられます。

なぜって描写の部分が多すぎて、ベースの作業がはかどらないからです。

ともあれ

本題はここからです。

最初から描き込まなければいけないような入り組んだモチーフの対策は1つです。それは、『やっぱり大まかに捉える』ということ。

カタチをとるときにも、この原則は重要でした。どんなに入り組んだモチーフも、シンプルに捉えること、すなわち、大まかに捉えるってことです。

STEP02 カタチ
カタチをとるときの大原則 - 何事もまずシンプルに -
→別ウィンドウで開きます  

 

段階1と2

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物

まずはカタチがとれた状態から、そこにベースをつけましょう。

細かい葉っぱは一切気にしないでください。細かい物・モチーフに出くわした時も、ひとかたまりで考えるのが一番です。

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物2

ひとかたまりにしてしまえば、光が当たって…だんだん影になっていくという様子が理解しやすいですよね。

細かな葉っぱも、ちゃんと光が当たる葉っぱと、そうでない葉っぱに分かれていることに気づきます。

そしてシャカシャカ手を動かしましょう。もちろん面の方向に合わせながら。

うす目で見ながら、暗い部分がどこなのか探してみましょう。ここでは明暗だけを画面に描いていきます。

 

段階3と4

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物3

大まかに鉛筆を走らせたら、もう一歩踏み込んで明暗を捉えましょう。カタチをとるときのように、だんだんと細かい視点に変えていくのです。

そうそう、植木鉢も忘れずに。

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物4

ベースで忘れがちなのが、「色」です。

光の当たる面/当たらない面にばかり気をとられて、モチーフが何色なのかを忘れてしまうのです。

ここでのモチーフは、発色のいい緑のペパーミントが紺色の植木鉢に植えられているものなので、3と4の段階で色の調整をしています。(全体の明度がグッと下がりましたね)

 

段階5と完成

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物

ここまで、段階を経るにしたがってベースをだんだん細かいレベルにしていきました。

これによってだいぶ植物らしく見えてきたんじゃないですか?(最初はまるでブロッコリーみたいだったのに…)

 

 

おわりに

とりあえずこの5番目の段階でベースはおしまいです。ここからは次のステップ、描き込みの領域です。

ですが、別段特殊なことをやるわけではないので、描き込みのステップでも、今まで通り「だんだん細かい視点で描く」ということに変わりはありません。

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物2

どんなモチーフがきても驚くことはありません。

まずシンプルに捉えてから、徐々に細かく砕いていけばどんなものもデッサンできます。

注意することがあるとしたら、描き込みたい気持ちを抑えるってことですね。

焦らないでください。まずは大まかに、これが大事です。

さて今回のお別れは、 ちょっとしたガーデニングショーを見ながら締めるとしましょう

描くのも嫌な,小さい葉っぱの観葉植物