美大合格のデッサン力をつかむ
ベースの心得その3

-ベースは転々とのせよう。1つの部分には執着しない-

1か所に執着しない

ベースを上手くのせる一番のコツは、

執着しない」ということです。

描き込みは次のステップですので、部分をガシガシ集中して描くのはちょっとおあずけ

ベースの段階では全体をカッコよくしていくような、着実に画面を完成へと近づけるスマートな仕事を目指しましょう。

そのためには、ある部分のベースを描いたらスッパリと次の部分を描く心構えが必要です。

 

描込み好きにはこんな経験があることでしょう。

楽しいモチーフほど時間を忘れて熱中できる。けれども、気づくと他のモチーフには手が入っていない…。

 

鉛筆デッサンだって何だって、楽しい方が気分が乗りますし気持ちいいです。しかし、ここはひとつガマンしましょう。

楽しい描き込みはあとで必ずやってきます!まずは全体にベースをいれていきましょう。

100%でなくていい まず20%で全体を…

ポイントは、「20%できたら次に移る」こと。

完璧主義でなくて構いません。アタリをとった画面全体にベースがのるように、ちゃっちゃか手を動かします

正確にやらなくちゃと考えなくて良いですよ!今大切なのは部分ではなくて全体ですから。

ひとまず画面を一周するようにベースをのせたら、遠目で見てチェックして下さい。

ベースののっていない部分はありませんか?エスキスのイメージと合っていますか?そうそう、カタチの狂い(ズレ)も見て下さいね。

チェックが終わったら、もう一度ちゃっちゃかベースをのせていきましょう。まるでつまみ食いしていくように全体を一周したら、また遠目でチェック!

 

100%にしていく描き進め方では、小指ができた楽しさはありますが、

「まだまだあるよ…はぁ」というガッカリ感が伴います。

ですが、サクサク進めて画面全体を一周するベースは、遠目で見るたびに画面全体がレベルアップしていくので楽しいのです。

「もう一周したらもっと良くなるかも!」と、描いていくたびにワクワクします

慣れたらだんだんとスピードアップさせて下さい。

雑にやってはダメですよ。あくまでスマートにこなしましょう!!

もしも1つの部分にハマりそうになったら、「やばい、止まっちゃいけないぞ!」と自分を戒めてみて下さい。

 

さあ、進んでいきましょう!