美大合格のデッサン力をつかむ
ベースの心得その2

-面に沿ったベースは、画面の立体感を助ける-

立体感のあるベースをのせる

 

モチーフの影の面を塗るとき、あなたはどんな風に塗りますか?

線の重ね方次第で、その画面に立体感を効果的に出すことができるんですよ!それが、「面に沿ったベースをのせる」というシンプルな技です。

 

これを勧める理由は2つあります。

 

1.ある面を鉛筆で塗ると、その鉛筆がどんな動きでその面を塗ったかがおおよそわかります。タッチの線の流れというものは残ってしまうものなのです。

2.ある面に線を重ねると、その線の方向によって、その面がどんな形状であるかという情報を持つということ。この手法は、漫画などで多く見かけることができます。

 

ベースの線(の流れ)は残ってしまう。その線は面の情報を持つ。

どうせ残ってしまう線ならば、モチーフの立体感に合わせた線にしてしまおう!というのが、この技のねらいです。

ベースをのせる際に、ただ暗いからといって塗りつぶすのではなく、

モチーフごとの面にそって線を重ねていけば、明暗もつけられるし立体感を出せるというわけです。

面に沿ったベースの線いろいろ

面に沿った鉛筆の線

モチーフの面の辺に沿った線面に沿った線とは、その面を形作る『 辺 』に平行な線などをいいます。直方体を例に、イメージをつかんでみましょう。

図を見てみましょう。まずはモチーフの面の辺に沿った線。そして、対角線に沿った線。

1つの面に、これだけ面に沿った線がありますね。

基本的には辺との平行線ですが、それ以外にもたくさんありますので試してみてください。

ベース線の組み合わせ

さて、今度はそれを応用して、面の明度をワントーン落としてみましょう。

この場合、面に沿った別の線を重ねていけば効果的です。左の例では、2種類の線を重ねて明度を落としています。

こうしなければいけない、こう組み合わせていかなきゃいけないというルールはありません面に沿った線であるのなら、どんな組み合わせでも大丈夫ですよ

塗りつぶしただけのベースと比較

面に沿った鉛筆の線と、そうでない線

面にあっていないと、歪みのようにも見える

ごらんのように、塗りつぶしただけのベースと面の方向を意識してのベースでは、同じベースとは言い難い差があります。

きちんと整理されていて、修正に余計な時間をかけなくて済みそうですよね。

描いている側も、画面のモチーフがどんな形状なのかを理解しながらベースをのせることができるので、より説得力と立体感のある画面ができることでしょう。

 

さあ、進んでいきましょう!