美大合格のデッサン力をつかむ

逆さにするのもいい

先入観をなくす

画面がある程度できてきたら、パネルを逆さまにしてみましょう。

これはカタチの誤差を見るのに役立ちます。

逆さにすることでモチーフへの先入観がなくなり、思わぬ箇所の狂いなどが見つけやすくなるのです。

石膏像などが先入観のいい例ですが、石膏像を人だと思ってしまうことにより顔のカタチがやたらハンサムになってしまうのと同じで、『モチーフに先入観があるだけカタチは狂いやすくなります』

逆さにすると、モチーフはモチーフらしく見えなくなる(ある意味何を描いてるんだかわからなくなる)ので、先入観を取り払うことができるわけです。

手にはとても効果的

縦の構図で入れていた手が、逆さにしてみたら思いのほか「縦長になっていた」というケースもあります。

図はその一例です。一見普通にカタチがとれているように見えますが、実は少し狂っています。

どうですか?私には違和感がないように見えますが…

ではここで逆さまにしてみましょう。

すると、あらちょっと不思議。

何となく「手の甲が長い」ということに気がつきませんか?

床に置かれている静物デッサンとは異なり、床がない場合もある想定デッサンは、パネルを回転させるだけでカタチの狂いがよく見えたりするのです。

迷ったら逆さにしてみる

そのほか、なんか大丈夫かな?と感じたらとりあえず逆さにすると良いでしょう。

静物デッサンでは、楕円のカタチを見るのに効果的です。

楕円は思っていた以上に狂うものなので、何度も逆さにしてチェックしてください!

逆さだけでなく、ヨコにするのもいい手ですね。もちろん逆さのまま描いてもいいでしょう。

 

さあ、進んでいきましょう!