美大合格のデッサン力をつかむ
美大試験で自分を保つ

試験日のストレス回避法 No,1~5

ストレスを相手にしない
 

試験日の一番の敵はストレスです。

朝のラッシュ、荷物の持ち運び、試験の緊張、見知らぬ競争相手…。

およそ重要でないしがらみに、あなたが気を回す必要はありません。

ベストの状態を保つために、心身をストレスから守りましょう。

 

1、時間にたっぷり余裕を持とう

駅からバスであれ歩きであれ、時間は十分余裕を持ちましょう。

遅刻するかも…、とソワソワしていては、試験を受けるコンディションではありません。

都内の電車は割と「人身事故」などによる遅延が頻発します。復旧はその時々で異なり5~10分の遅れ、30~分レベルの遅れなどさまざま。

また、近年は稀ですが前日~当日に雪が降ると、電車自体が遅れることもありますから注意してください。

教室の誘導もありますので、20分前に着くことを見込んで出るようにしましょう。

 

アガリ症な人に特にオススメなのは、30分~くらい前に到着することです。

当然待ちます。

え?なんで?と思うでしょう。

待ちますが、待つことで大学構内の空気、試験の空気に慣れることができます

数えるほどしか行ったことのない見知らぬ構内でも、30分くらいウロウロし続けると「こんな感じなのね、景色見慣れてきた」と落ち着いてきます。

なんなら美術系おなじみの妄想力で「俺の通っているいつも通りの大学だ」とまで思えてきます。

ただし、あまりに長時間持て余すと寒くて凍えることになるので、ほどよい時間をウロウロしましょう。

 

2、移動にはキャリーを使う

絵の具は重いです。

造形、多摩美、武蔵美はすべて会場まで歩くことが強いられます。

ですので、キャリーを使うかカバンにいれるなどして背負えるように工夫するとよいでしょう。

試験前に手を疲れさせることはよくありません。

キャリーで疲れにサヨナラ

とくに、透明のボックスタイプの絵の具入れは難敵です。

持ち手がついてはいるものの、幅広なので歩いているとモモに当たったりして痛いのです(重いので腕も痛い)

 

3、何もしなくていいくらい準備する

当然「試験日に○○を忘れた!」なんてのも焦るしストレスになってしまいますね。

絵の具がなかったり、消しゴムがなかったり、「いつも通りでないこと」は、人の心身に大きな負担をかけます。

準備は前の日にすべてすませておきましょう。

前の晩の下準備
次の朝何もしなくていいくらい準備する
→別ウィンドウで開きます  

 

4、環境を楽しむ

通いなれた予備校ではなく、「いつも通りでない」大学の中で作業をするというのは、かなり緊張するもの。

多摩美で入り口から教室に誘導されたときは、緊張で単純な順路にもわからず、「こかぁ迷路なのか!?」と思ったくらいでした(笑)

体調も道具も時間も万端。試験会場という環境だけがいつもの通りにはならないのなら、発想を変えてみます。

緊張ヒトシ
環境だけが違くて調子が出ない

これを転じて

楽しむヒトシ
この新しい環境が
自分をさらに押し上げるっ!

こんな風に転換してみるのです。

 

環境=不安要素ではなく、

環境=スペシャルスパイスにする。

 

会場が多摩美なら、それ自体は変わらない。

ですが、それをアウェイと見るかホームと見るかは自分で勝手に決めていいのです。

 

その新鮮さを味わってください。将来ここで授業受けるんだと思えば、あなたのモンです。

もちろん予備校だって教師だって同級生だってそうです。

新しさは刺激に、困難は試練へと勝手に変えてみましょう。

世界の主人公はいつだってあなたです。

 

東京造形大の試験教室は、大きな窓から冬の景色が見えるとても快適な場所でしたので、試験も楽しみながらできました。

また、1つ目にあるように会場に早く来て場の雰囲気に慣れるというのもオススメ。

 

5、周りはみな同士

描いてみなきゃ実力なんてわかりっこありません。

だから他の人を見て「きっとうまいんだろうな…」と、勝手に相手を大きくする必要はありません。

試験中、陶器の絵皿を落として割ってしまい、ありもしない周りの視線が気になって試験に全く集中できなくなって、実力を出し切れなかった子もいます。

他人を気にしたり、試験試験と考えすぎたりすることは、やっぱり体にいいものではありません。

 

試験番号で教室も振り分けられますので、結構な偶然でない限り友達と一緒に受ける、という状況はありません。

周りはみんなあなたにとって他人だらけ…、でも彼らは強者や敵や蹴落とすべき相手でもありません

他人ですが、ただひとつ共通しているのは全員が「この大学に行きたいな」と思って集まった同士なのです。

同じ思いで集まったのなら、仲間とまで言わずとも、それぞれ同じゴールをただ目指せばよい。

それ以上想像する必要はありませんね。

 

武蔵美のデッサン会場は、遠くから画面を見るために席を離れても注意されません。

ただし開始前に「席を立ってもかまいませんよ」とも言われないので、みんなダメなものとばかり思って席を立ちません。

だからといって、教室の雰囲気に飲まれて席を立つまいか迷うことはありませんよ。

もし注意をされたらやめればいいのですから、周りの人に流されぬよう自分を出していてください。

 

試験という特別な環境においては「どれだけ自分らしく、いつもの自分通りに試験を受けられたか」がカギと言えます。

ストレスを相手にしない

それはつまり、カリカリ・ピリピリと合否や勝ち負けに執着せずともよい、ということです。

自分の外側に勝とうと躍起になっても、終わりのない葛藤にいずれヘトヘトになってしまうでしょう。

越えるべきはいつだって、
これまでの自分自身です
から。

 

緊張感と安心感、そしてほんの少しの楽しむ気持ちをバランスよく持てるとよいですね。

 

さあ、進んでいきましょう!