美大合格のデッサン力をつかむ

美大の倍率

戦うべき相手は900人もいない

美大受験の倍率は5~9倍

美大の倍率はご存じですか?

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科・武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科の倍率は、例年数字にしておよそ5~9倍です。

国立である東京芸術大学の倍率は毎年およそ15倍にも上ります。

倍率とは、募集人数が希望者数の何倍であるかという数値で、簡単に言えば1人受かるために何人受験したかです。

たとえば、募集人数が10人で希望者数が90人なら、倍率は9倍。

9人受けたとしたら、受かるのはそのうちの1人ということを示します。

デザイン系学科(グラフと視デ)の募集人数は約80~100人ですので、目安としてその学科に毎年900人が受験するということですね。

 

ただし実際には、受験者総数の何割かは記念受験者や美大すら知らない現役生です。

「美大のトップを受けてみたい」という願望(?)から、とりあえず受験してみる人。

「美大は頭悪いから学科ができれば受かる」と無茶な発想をして美大を受けに来る一般大志望の現役生(入学後どうするつもりだろう…)

もちろん大半ではありませんが、少なくとも毎年受験者の1~2割かはこういった不思議な人たちが受けにきます

私は試験会場でそんな人のデッサンを見て「まじか…!」と驚愕しました

 

経験上の推察ですが、美大に合格するレベルに達している熟練者は、全体の約2~3割だと思います。

なので、900人の受験者がいるといっても、本当に戦うべき相手は900人もいません。

200人あたりだと思ってください

倍率で言えばおよそ「2倍」です

 

2人に1人受かる、ここからが正念場です。

拮抗した受験者との一騎打ち

簡単に言えばドングリの背比べですので、アイディアや画面のねばり強さ、構成意図など、ほんの少しの差が勝負の分け目になります。

予備校でうまいと言われていた人が受からなかったりするのは、こうした熟練者とのせめぎ合いで打ち負けてしまった、ということでしょう。

ただし、はじめに900人いた受験者からすると、2倍の倍率を打ち勝つことはだいぶ気が楽ではないでしょうか。

900人が熟練者かと思うととんでもないですが、

1対1の対決で打ち勝つならばもしや

と思えてきますね。

 

芸大の15倍は記念受験者がほとんどです。

かくいう私も多摩美合格をしてなお芸大の試験を体験しに行った記念受験者の1人でした。

美大が難関であるということに変わりはありませんが、表面上の倍率に尻込みする必要はまったくありません!

立ち向かって打ち勝とう

自分のこれまでを信じて立ち向かってくださいね。